僕を惹きつけた最初のパワースポットはここカパアウのKOHALA CIVIC Centerなのです。 カパアウと言えばカメハメハの出身地で、この像がフィレンツェからきたオリジナルなのだそうです。が、僕はとてもとても気になるものを見てしまって、カメハメハ像どころではなかったのです。
像の後ろに建物がありますが、そこにTribute to KOHARA Veteransとあって、日本人の名前があるではありませんか。日系の戦没者が多くて見入っていると、ここの移民で今の日本人の地位があるようなもので、彼らには多くの成果があり、米国人たちにも尊敬されていることを知りました。 僕は衝撃に打たれます。
ハワイには移民がいるのは何となく知ってはいましたが、その移民の凄まじい歴史。陽気の中にある現実的な辛さ。ありがたがってカメハメハ像の写真を撮ったりすることが、後ろめたくもあります。パワースポットを見たくて来たのに、、、と思うのですが、今のパワーはこの人達の功績によって生まれて、さらにその戦争とはどういうことなのかという矛盾めいた感覚。尊敬とは何なのか?、僕にはさっぱりわかりません。
ここではパワーをもらうというよりも、その歴史の上の重さを感じます。普通に生きることの幸せを感じざるを得ません。ここで僕は180度ハワイのイメージが変わってしまうのです。ブラックミュージックに影響されてしまうのもその後ろにある虐げられた歴史、日本人である僕にその感情は分からないのですが、ハワイでははっきりと感じます。既にこの旅での収穫もあったかのようです。
対面にあるドライブインでアイスクリームを食って、さぁ次にとクルマの中にいると、猛烈なクルマ酔いに襲われました。腕がしびれて、両手の指先が冷たくなり、まるで酸欠?それとも過呼吸?よくわかりません。旅の疲れか。15分もすれば症状は軽くなりました。ノースコハラは素晴らしい場所です。ポロル渓谷も素晴らしいのです。ですが、僕にはずっとコハラの戦没者達が釘になって頭から離れません。
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