銀座にまでファストファッションが進出して、すっかりデパートの風景は変わってしまいました。音楽もダウンロードへ、クルマもシェアする時代へ、いずれも所有する喜びはあまりないかもしれません。最近は僕も所有欲がなくなり、ファストファッションにダウンロード、レンタカーで十分です。同じモノが形を変えただけのことですので、時代に合わせ楽に生きようという感じですね。2000年頃だったか大前研一氏の本でZARAみたいな廉価でデザインされたものがこれからうまくいくような記事を読みました。
ヨーロッパではすでにそのような流れもありましたので、僕もこれはくるなぁと思っていました。まさにそのままの未来がやってきたわけですが、ここで心配なのはいいデザインじゃなければ売れないのに、いいデザイナーを生み出す環境はあるのでしょうか。原宿でも随分とブランドが無くなっていると聞いています。デザイナーがモチベーションを保つために必要なモノが次々と無くなっているような気がします。友人たちも廃業を検討していますし。80年代ころを思い起こせば、僕には金はありませんが、企業に金がありますのでそういった事に投資出来て、様々モノが生まれました。何かここにヒントがあるかもしれません。古い雑誌をみて考えています。
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